知省とは、省エネの分野の中でも、今あるものをそのまま

使い、智恵を出して省エネをすること。つまり運用改善です。

一般的に省エネは、いわゆる節電器とか、節ガス、などの

省エネを実現する目的で作られた機器を使う場合と、今使

っている機材よりも省エネ性能の高い設備機器に更新する

手法を用います。これを機械が行うものゆえ「機省」と命名し

て区別して皆さんにお伝えをしています。

そして、「知省」の別の呼称が「ＥｃｏＦｉｔｎｅｓｓ」なのです。

知省は、内容を表す表意名称です。呼称をわざわざ考え

たのは、脳科学との出会いがあったからです。

講演やセミナーでお伝えしていますが、言葉が行動を

支配するという原理が働いているからです。

先日日経エコロジーの４月号を見ました。

24ページにＳＯＮＹの高松環境推進センター長が「環境

付加ゼロ」を目指すソニーの中長期ビジョンを話しています。

高い目標を達成するために一人ひとりの意識を変える

という章の中に、設備投資だけに頼らず、現場の一人ひとり

が節電を意識して運用できるよう、「電気の見える化」を進め

ている。と書かれています。

昨年６月から１２月まで高松環境推進センター長にも３回

ご参加を頂きＥｃｏＦｉｔｎｅｓｓコンサルティングを実施させて

頂き、集合教育で、中間報告会で、そして効果検証で感じ

たこと、実感したことがここに表現されたと感じました。

知省＝ＥｃｏＦｉｔｎｅｓｓは、設備機器の省エネを否定するもの

ではありません。しかし、どんなに優秀な設備も、仕様通りに

使わなければ性能を発揮しません。この性能を発揮させるに

は、知省が大きな役割を発揮する事を高松センター長が

実感として記憶され、こうした場に発表されている事を見て

自己満足ですがエコエナジーの存在価値を認めて頂けた

と感じました。



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