先月、エネルギー使用状況の届出を行ったと思う。

そして、今　管理標準に注目が集まってきている。

その理由は、というと
①どうも必要らしいとの認識ができた
②支援をする事業者や、省エネルギーセンターなどからメールで案内が来た
③運用改善に繋がりコスト削減にもなると言う話を聞いた

などである。

ところで、この管理標準をどうやって作るのかが分からない

本で読んでも難しすぎて分からない。困った・・・

そうした方も多いと思う。　

小生はこれをセミナーで教えたり、実際に作成支援をさせて頂いている。

ところで、このセミナーの費用も相当の開きがある。

例えば３時間で１万円の講座から２日間で８万円まである。

その上、指一本でできてしまうソフトまである。
・・・・指一本でできる？内容を見て驚いた。これはまずい。

何がまずいかというと、管理標準の意義を全部欠落させている。

確かにそれらしいものができるが、何を指しているか作成している

本人でさえサッパリ分からない。

分からないうちに出来上がったフォーム。これを一体何に使うのか？

書いてあるけど、作成した本人でさえ分からないのだから、その紙を

各部署に配布したところで何の変化も起きない。

簿記を知らない人に会計ソフトを渡し、数値を入力したのに似ている。

計算されて出力されたモノが何か分からない。これと同じ現象を起こす。

つまりは、この指一本で管理標準ができるソフトは、書式はできる。

しかし、誰も分からないから役に立たない。

結果としては、ソフト代という無用なコストを発生させ、

入力という余分な労力を使ったに過ぎない・・・となる。

何故そのような事を断定的に言えるのか？と感じる方もいると思う。

それは、管理標準は運良改善そのものである事を理解しているからだ。

素人が運用改善を行う時に起きるメンタルな部分まで

知って、理解して、実践して、成果を実際に作る

という事を５００以上の事業所で指導するという実績を積んできたからである。

社内的にどのような障害が起きるか

経営層とマネジメント層、そして現場との間にどのような軋轢が起き

それを克服したり、障害を乗り越えるに何が必要なのかを体験し

そして、省エネが成功する条件を分析して抽出し法則化したからである。

誰しも楽をしたい。

そう、あなたが楽をしたいのは良く分かる。

代行出来る部分、自動化できる部分もある。

一方であなたが関わらないと決して出来ない部分がある。

こうして見ると、経理に良く似ている。そう思わないか？

大切なことは最短ルートを示す事ではないか？

その上で、ソフトで自動化できる部分と、代行出来る部分

貴方が考える部分に仕訳をする事ではなかろうか？

楽したい。大いに結構。しかし、あなたが関わるべき事、あなたが

決めるべき事がある、それをキチント説明していないソフトは使えない。

管理標準は、なぜ必要なのか。その意義・価値をしっかりと学ぶ事

が大切である。私はそう感じる。

明日は、管理標準のセミナーについて書くことにする。

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