７月１２日は大阪商工会議所で改正省エネ法実務対策セミナーの

講師を務めさせて頂いた。

この日は、省エネ３法解説として
改正省エネ法、改正温対法、大阪府条例について

３つの概要とそれらがどのように関わっているのかを一括で解説した。

当日、省エネルギーセンターからも受講があり、後日お電話でこの方

とお話した。

当然であるが、省エネ法では国（経産省・資源エネルギー庁）の事業を

受託している財団法人ゆえ、省エネ法に関してはプロであるが、温対法

府条例については、所掌外ゆえ手が出せない。

この３法解説はとても役にたったとの事。最後に「感服しました。」の一言。

膨大な時間を掛けて整理し、リハーサルを繰り返した甲斐があったと

感じ、同時に皆に役立つセミナーができたという達成感がえられた。

そして、商工会議所から出席者のアンケートが届いた。

満足とやや満足の回答は94％と

高いスコアを頂き、主催者にも

喜ばれた。

もちろん、改善すべき課題はあるが

大切なことは、うまくいかなかった点を探して、そこに焦点を絞って

改善しなくてはならない。・・・ねばならない。をやってしまうと

うまくいった事を見落としてしまう事にある。

最もやるべきことは、

セミナーの最中は無我夢中で全身全霊で当たっているから、

自分が気がつかない内に受講者からみて「良かった」事が

あっても分からないままに過ぎる事である。

一度うまくできたから毎回出来るのではない。

偶然何かの拍子でうまく出来た事を抽出して確認し、

それをいつでも出来るようにする事が何よりも大切だ。

これが長所を伸ばすと言う事になる。

欠点を改善する事も大切であるが、仮に欠点を１００％改善

した所でそれは「マイナス点が０点」になるだけである。

一度でもできた「長所」を毎回できるようにするとは「1００点」

の長所がもう一つ増えると言う事になる。

そうした意味で、必ず自分のセミナーや講演を録画している。

みなさんから頂いたアンケートにあったのは
○具体的でわかりやすい。適度なタイミングで休憩時間を入れてくれる。
○詳細に教えていただけたのでとても参考になった。
○省エネセンターの説明会とは違い、何をすべきか細かく分かった。
○省エネ法を独特の視点から捉えた内容が印象的でした。
○今までの経産省等の講義と違い企業にとって経営革新として捉え、
利益を出すという心構えで取り組むことを教えていただいた。
○わかりやすい言葉で解説頂き分かりやすかった。また省エネの意義
についても前向きに業務に取り組めるように説明していただいた。
○節目毎にあいさつするから惰性で進まなくて良い。
○温対法・府条例との対称的説明があり理解を深めた。
○演習及び作成ポイントを明確に的確に講義されていた。
○作成の意義・前提をコスト削減・利益確保に着目されている点が良かった。
○省エネ法の意義についても前向きに業務に取り組めるように説明
していただいた。
○明快な説明・留意点を強調される工夫などで啓発されました。
○これまでの不確かだった点がクリアになった、また細かい点の解説もされ
行政対応、社内対応に大変役立つと思いました。
○より実務的なレベルでの説明、及び記載方法のポイントやコツ等がよく分かった。
○各種資料やHPでは分からない届出書・報告書の具体的な記入方法
を教えていただいた。

である。今までも出来ていたのか？今回初めて出来たのか。

自分では気づかないが受講者が良かったと評価した点を

具体的に振り返り、これがいつも出来るようになれば

「１００点」の長所がまた一つ増える事になる。

収録時間６時間のビデオを見て、アンケートで教えて頂いた点を

じっくりと振り返るには丁度良い３連休となる。