先日の新聞で積水とNECが太陽光、スマートグリッドと組み合わせて

家庭用のエネルギーマネジメントシステムHEMSを今後普及させる

といった内容の記事を見つけた。

そう、もう15年近く前であったろうか。BEMSが登場し、直ぐ後に

HEMSが提案されたが売れなかった。

当時と異なる環境は、６つある。

①インターネット環境

②太陽光発電の普及、特に新築家屋での普及率は７０％近いとか

③スマートグリッド

④補助金（太陽光設置の補助）

⑤法整備（電力会社への自然エネルギー購入義務）

⑥余剰電力の販売（４８円／ｋｗｈ）

こうした完成形の見えないパズルを組み合わせて

新たなビジネス、ソリューションビジネスが開かれた。

太陽光を設置する家庭では、導入費用の事を忘れて

いくら余剰電力が売れたかを楽しんでいる。

一方で無駄なエネルギーを使わないという心理的な抑制も

大きく寄与している。

こうした意識が浸透しているところで、しかも住宅メーカーとタイアップし

新設時に導入しているならば、新たに購入するというハードルもなく

普及される。

そして、後はどれだけ電気が売れたかを日々楽しむツールとして

HEMSがあれば、楽しみが倍増する。

気がつけばエネルギーの使い方が上手になっている。

そんなイメージが湧いてくる。