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奇跡のリンゴを知っていますか? 絶対不可能と言われていた、農薬も肥料も除草剤も使わずにリンゴ栽培に 挑戦した木村秋則さん。 10年以上にも及ぶ【極貧性格】と【孤独】、そして試行錯誤。失敗を乗り 越えて遂に栽培に成功。彼が作ったそのリンゴが、奇跡のリンゴと呼ばれる。
へ自然栽培の啓蒙普及に尽力をしているという。 彼の、不屈の挑戦と生き方の中から、省エネに通じるものを感じ、お伝えしたい。
もう一つあった。機械が好きな木村さんは、エンジンのターボの原理が知り たくて雨の日に本屋に行った。その本は高い所にあった。彼が近くにあった 棒でつつくと、他の本が床に落ちてしまった。運命のいたずらか、神の啓示か。 落ちた本は濡れてしまったので、成り行きで仕方なく購入した。 その本の名は「自然農法論」だった。
彼が作ったリンゴを見た人は、本当にそれが自然農法で栽培されたかものか? と思うらしい。 彼のポケットには、やっと実ったころのリンゴが入っている。これがそのリ ンゴだと差し出す。初めて七分の花が咲き2つの実がついた。翌年は久々にみ る満開のリンゴの花。剪定は5つ咲く花の4つを摘む。残るはたった1つ。
しかし、それができず全部を実らせた。当然店に並べられるリンゴではない。 彼はこういう。「私の体は」どんなに頑張っても、たった一つのリンゴさえ実 らせることはできない。
リンゴを実らせているのはリンゴの木だ。と。 自分を「リンゴ手伝い業」だという。彼の生活を支えているのはリンゴの木。 そのことをリンゴの木が教えてくれたという。
有機栽培とは、初めて定義を知った。それは国が認めた肥料・農薬、堆肥を使っ ての栽培の事だという。しかし、木村さんがやっている自然栽培。有機農法と は別物だ。
私を含め多くの人が有機栽培は絶対安全だと思い込んでいるがそうではないと いう。 肥料や農薬を施した木は、自然の動きを忘れてしまうという。 そしてそういう物を食べれば少なからず影響が現れると木村さんは感じているとい う。自然栽培を始めて2年目以降、彼の畑は無残だった。誰もそこがリンゴ畑とは 言わない程に。彼はその中で自分に言い聞かせた言葉があるという。 それは「答えは必ずある。」 常識にとらわれない、バカになるほどやってみる。部分だけではなく全体を見る目 を持つ。彼は自分の目に見えないだけで、もっと大切なものがあるはずだと。 一つのリンゴも実らない畑で自問自答したという。 しかし、もがいても答えは出なかった。どんな文献や本を探しても、肥料や農薬を 使った栽培法しか書いてない。答えのない中で雑草を観察した。道端にあるタンポ ポ。そして肥料も農薬を使っている畑のタンポポ。山のタンポポを観察した。 そして奥さんに言った。 「山のタンポポと畑のタンポポが同じになったら、リンゴは実ってくれるかも知 れない」と。
一円の収入も無い生活が続く中での事、さすがに奥さんも返事をしなかった。 病気や害虫は発生する。不思議な事を木村さんが発見した。 病気が発生したリンゴの木で、その病気をリンゴの木の葉自身が病気の部分を治 癒したのだ。 「そんなことはあるはずがない」学者に言われたそうだ。 病原菌を塗って調査した結果、まぎれもない。リンゴの木が自分で治療をしている。 葉が免疫力を高めようとしていた。
木村さんのリンゴ畑では、0.5~1ミリの虫たちが活躍をしている。その虫が手当 蠅やアブは、山においてはアブラムシを餌にしていたのだ。その虫たちのおかげで 100年以上も不可能と言われていたリンゴが実った。そして無農薬なのに「虫のい ない畑」になった。 木村さんは言う。 私が頑張ったのではなくリンゴの木が頑張って、それを土が助けたという。
「多様な生物」である。 省エネも同じ事が言える。「我慢の節電」をしてきた。 そして今も原発停止で電力供給は綱渡りの状態にある。電力会社はLNG火力や石油 火力で代用発電したことで、赤字に転落し間もなく東電から順に電気代が上がる。
節電とはムダの領域をいたずらに拡大する傾向があり、我慢大会へと進む。
私はそう確信した。 木村さんと多様な生物については貴方にも考えて欲しい。 その答えは明日お伝えする。
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代表取締役
日本環境取引機構(JCTX)
技術専門員
エコステージ評価員
中小企業家同好会全国
協議会 地球環境委員会
Do Yu Eco 専門委員
昭和34年 愛知県出身
エコフィットネス
オールハッピープラン
e-JIT
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