省エネに失敗する会社の役員と面談する機会がありました。

まず、何が失敗だったと感じているのかをヒアリングしました。

もちろん最初は10％、150％、20％と面白いように電気代が下がったそうです。

しかし、3ヶ月も過ぎると社員の活力がなくなったそうです。

そして、もう二度と節電はやめよう。と結論を出されたのだそうです。

こちらの会社は、流通業です。

消費の冷え込みから売り上げが落ち、何とか利益を上げようと
節電を展開したのだそうです。

今この会社では、節電と聞くだけで社員のモチベーションが落ちるそうです。

失敗です。

皆さんは何故失敗になったと思いますか？

答えは　5つ

１）要るものと、要らないものを区別せずに、闇雲に節電を推し進めたこと

２）人間の行動心理を配慮しなかった事

3）限度を見極めるための最低限のモニタリングさえしなかった事

４）専門家の指導やアドバイスを全く受けずに我流でやった事

5）成果を追求し続けた事


一度失敗すると、再チャレンジが出来ないほど社員の心を痛めつけてしまう事を
もっと配慮すべきでした。

何でもいいから頑張る時代ではありません。

今はECOに対する意識がある人がお客様で
同時に社員なのです。

その気持ちを汲むことなく進めた結果といえるでしょう。

ISOで基準を作って行動マニュアルで徹底させたり
チェックリストでチェックをしたり
まして節電のパトロールをするなどは、
全くナンセンスで、「EcoFitness」が最も避けている事柄です。