グリーンエネルギー認証センターという組織で、太陽光発電した

発電量を検証してクレジットを発行しています。

クレジットは貨幣価値を生む事から、厳格に運用する必要が

あります。ゆえに、第三者検証を行う必要があるわけですが、

ここでの問題は、検証費用が認証される貨幣価値よりも圧倒的に

高くて釣り合わないことです。

１０，０００円の認証でも５万円以上の検証費用が必要となれば、

貴方は検証をお願いするでしょうか？

もっと単純にいうなら、１万円を両替して２，０００円になる。

そんなバカな。

両替にならないですよ。

外貨の両替に手数料が必要ですが、それにしても８０％も

手数料は取りません。

この第三者検証も、費用対効果が出せるレベルと、出ないレベル

があるのです。制度設計とか仕組みの問題といえます。

今、国を挙げて自然エネルギーの利用促進を行っています。

その一つの表れが太陽光発電です。一般家庭が導入する4ＫＷ

程度のものでは、年間に１万円程度のクレジットが発行できると

試算をしています。さて先ほどの１万円のクレジットに５万円以上

掛けて検証する人はいるでしょうか？1500万世帯に普及を・・・

なんて考えると、折角オフセットできるＣＯ２排出量をカウントできず

売れるはずのクレジットが使えない事になってしまいます。

第三者検証のあり方について、制度・仕組みとして現実的な内容に

改良する必要があると思います。あなたはどう考えますか？