先日大阪で、環境省の方と意見交換をするチャンスがあった。
EA21(エコアクション21)認証を受けている団体は5000に留まるとか。
何とかこれを普及させていきたいと言う想いが伝わった。
そのPR資料に、PDCAを回すための幾つかのツールがあった。
そして、そこに「社員教育ツール」と言う表現がある。
記録ツールとか運用ツール、チェックツールなどと同列で社員教育ツールと
ある事に、違和感を覚えて自説をお伝えした。
~社員教育に関してツールは適さない~
これは、学校における教科書・教育指導要領が全ての教員に
配布されているにもかかわらず、先生は4種類に分かれてしまう。
それは
1.良く分かる授業をする先生。
2.興味を持たせてくれる先生。
3.興味を失わせてくれる先生。
4.全く分からない授業をする先生。
この事を見ても分かるように、教育ツールの問題ではないと言う事だ。
最近は大人の学習ブームが起きており、あの池上彰さんがひっぱりだこだ。
それは、先の4種類の先生の中で言えば間違いなく「1」であり、時として「2」だ。
池上さんが分かりやすい先生である事は間違いない。
では、これをどうやってツール化するのでしょう。そのツールを使えばだれでも
池上さんみたいになるのでしょうか?
答えは「否」である。
何よりも資質・使命感・熱意がある事
そして、教える事に対して・伝え方についての研究をされていると私は感じます。
つまり、社員教育ツールを作るより先に、こうした資質・使命感・熱意があるか
これからそれが期待出来る人に対して、教え方や・伝え方を教える師匠が
必要ではないか?
その師匠に習わずしてうまくいくはずがない。
楽器・芝居・歌舞伎・踊り・落語など全部師匠から習う。勿論DVDもあるし本もある。
しかし、一番大切な事は師匠から伝わっている。本もDVDも補助教材に過ぎない。
この真理を理解したらならやるべき事が変わるのではないか?
そしてここに費用を掛けようとしないから、うまくいかない事をまだ気づいていない。
これは役所に限らず、民間企業もそうだ。
教育はタダではない。学習塾・予備校・高校・大学すべて有料だ。高額だ。
省エネに関して言えば、CO2削減に関して言えば、モノを買うより人に投資
した方が、短期間で回収できるばかりかスキルアップになって、経営資源と
して活躍する人材が増える事になる。
ツールは、人材がいてこそ使えるものである事、今一度確認したい。
エコエナジーでは人材育成プログラムを開発しています。
リーダー、トレーナー、インストラクターの3つのコースを設けてあります。
興味を持たれた方はご覧ください。
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