今日は飲食チェーン向けのセミナーの開催日

金曜日の夕方のこと

主催者より、最低催行人数に達していないとの連絡があった。

これからも告知を進めていくとのこと。

日曜日、夜に師匠に相談した。

師匠は云った。今師匠の講演やセミナーはいつも盛況だ。

しかし、その師匠も25年前受講者1名の時があったと聞いた。

その時師匠はどうしたか？

その時　師匠はどう考えたか？それが知りたかった。

師匠は答えた。大丈夫。全身全霊で一所懸命に伝えなさいと。

それが、楽しみにして来て下さった方への礼儀であり、

ファンづくりに繋がると。

そうだ、勘違いをしている。必要として来てくれる人に十分に

セミナー情報が伝わらなかっただけの事。

伝わった人は、ちゃんと申し込んできている。

改善すべきは、どのような告知をしたら、必要とする人に

ちゃんと伝わるか、その情報発信方法に対して工夫をする

余地がある事を教えてくれているんだと解釈をすれば良いと。

当たり前の話であるが、窮地に落ちたり、今回のような

開催中止を考える様な時にこそ、「本気さを試されている」とか

「何かを自分に教えようとしている」と考えるチャンスを与えて

くれた。ありがたい。と考える事が必要だ。

当たり前で、分かり切っているが、イザそのシーンが目前に

現れると想定外の事としてうろたえてしまう。

頭で分かっている事と、実際に行動する事が異なる典型だ。

少ない事を嘆く必要はない。

少ないからと言って手を抜いては行けない。

来てくれた人は、それを必要とし、それを楽しみにしている。

だから、その足を運んでくれたことに感謝して、全身全霊で

セミナーをしよう。心が定まった。

そういえば、どんな集まりでも足を運んで「来てくれた人」に

「来なかった人」に対する苦言をしている事を良く聞く。

そう、町内の防火避難訓練でもビルの避難訓練でもそうだ。

参加した人に参加していない人の「けしからん」事を話している。

あなたは、そうした経験がないだろうか？

そして、参加した人が、嫌な気分になってしまう。

折角の良い話も、良い体験も、この来てない人に対する一言で

イメージが崩れてしまう事がある。

今日は、心を来てくれた人にだけ向け、精一杯喜んで頂くことにしよう。



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