今日は研修に終日参加していた。

ここで出会った製造業の社長とお話した。

ISOを導入してから何かおかしくなったと。

よくよく話を聞くと、QCサークルを昇華させたものがISOだと

思っていた。しかし、最近ISOとQCサークルは明らかに異なる

そう気がついたとのこと。

このブログで幾度と述べたが、

ISOとQCサークルは根本的に異なる。

また、QCサークルと小集団活動も異なる。

ちゃんと定義して話そう。

小集団、即ち４名～９名の集団で、いわゆる課・班などの

単位で、目的をもった活動を行う事

その代表的なものがカイゼン活動だ。

では改善活動は幅が広い。大きく分類するとコスト、品質、納期

といえる。QCとは品質管理と言う場合と、品質とコストという場合

があるが、いずれも改善活動の一部にすぎない。

ISOとは標準化する国際規格。

他の会社や組織と比較するに共通の物指しとして使えるため

便利な道具と言える。

また、そこには管理の手法も豊富に含んでいる。

一方で、多くのルールがあり、気がつくとそのルールで自分が縛られる

と感じる事がある。

さて問題はここからである。

会社にも社風がある。社風とは会社の雰囲気・ムードともいえる。

「元気で活気がある」とか「ぬるま湯」「クールで関係性が薄い」など。

改善を行う小集団活動は、目的は「改善」だったのか？

目的は改善ではない。と私は考える。目的は職場の活性化

であり、一人ひとりが主体的に仕事を捉え、一人ひとりの

発想やアイディアを認め、伸ばしあう事。つまり、仕事を通じて

喜びを感じ、存在感を認められ、共に役立ちあう仲間として

イキイキと元気な職場を自ら作り出す事により、働く人が

輝き、輝く社員により会社が元気になる事ではなかったか？

改善提案が出るか否か、しかもAランクか否かの問題ではない。

皆が考える、皆で考える、知恵を出し合う、認め合う。

そうして意志が統合された。・・・そうISO導入前までは。

ISO９０００、ISO１４００１の導入は、マネジメントツールとして

導入したはずだった。しかし道具が目的になっていないか？

小集団活動の目的を「改善」と勘違いをしたように、ISOという

道具を「目的」と勘違いをしていないか？

ツールを目的と勘違いするから、あらぬ方向に動き、それが

大切な企業の活力の元・・・お父さんの元気を削いでいないか？

いま、貴方の周りに輝くお父さんはいますか？

日本が輝きを失ったのは、プラザ合意やバブル崩壊、リーマンショック

などなど、原因とおぼしきものを探す事ができる。

しかし、もっと根本的な問題は、元気・輝きを失ったお父さんと

そのお父さんが務める会社、その会社がある日本という構図ではないか？

ISOが悪いと言っているのではない。道具を目的と勘違いをしてないか？

本当の目的を勘違いしていないかという問題提起をしているのだ。

あなたはどう感じる？

エコエナジーでは、３年先５年先に日本を輝かせる事を目標にしている。

その方法は、輝くお父さんを作る事。

省エネとは改善の絶好の道場となる。

しかも誰がやっても１０％近い成果ができるのだ。

つまり、誰もが成功体験を積むことができるのだ。この、経験体験を

原理原則に従って教育プログラムとして提供をするのが、エコフィットネス

プログラムなのだ。省エネは副産物であって、目的はお父さんが楽しく

仕事に取り組める集団意識を会社の中に作る事である。

認め合い、助け合い、啓発し合い、楽しく仕事が出来る事、

そのはずみ車が省エネ（エコフィットネス）なのだ。

興味をもたれた方はhttp://www.eco-energy.co.jp/ecofitness00.html

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