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電力の使用制限について、東京電力管内では律義に従ってくれる方が

関西地域とは異なり多いようだ。

15%の制限令は撤廃したらどうかとか、緩和したらどうかという話がで出ている。

確かに、昨年を23%下回る需要に押さえられているから、予備率も十分に確保できた。

但し、これまでは。

ポケットマネーと違って電気は「節約した分」を後日使う事はできない。

予備率というのも刻々と変化をする。

先月良かったからといって、8月も大丈夫とは決して言えない。

それは、天候による要因も大きい。

もともとが昨年は、全ての需要家で最大需要電力が10%近くも増えたのだ。

そして、この使用制限令は昨年をベースに15%削減としている。

と言う事は、平年並みなら何の努力をする事もなく昨年増えた10%は下がる。

追加的な措置は5%でよい事になる。此処に電気設備の増加分と既存設備の

劣化という要素を加算すれば、答えは出せる。

増加と劣化を合わせて1%としたなら、必要な使用制限は6%であったはず。

これを、皆に伝える上で、昨年より15%の節電とやったからものすごい大変な

事をすると思ったようだが、実際は平年の6%削減の話である。

 さて、余りにも上手く事が運んだので多くの人の心の中に、今は油断がある。


正念場はこれからだ。もう終わったのではない。 
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原発事故と節電ブーム?は首都圏と首都圏以外では相当の温度差がある。

ところで、首都圏そして東京都。温暖化対策はどうするの?

そして、ポスト京都はどうなった?

いや、それどころではない。15%の使用制限対策で手が回らない。

とでも言い訳すればよいのだろうか?


温暖化の抑制は、本当の所は待ったなしではなかったのか?


今、ポスト京都は非常に危険な状態にある。

京都議定書の単純延長論が広がっているのだ。


そもそも、京都議定書は「不平等条約」である。

ご承知のように、発展途上国の振りをして2枚舌を使い分ける

したたかな新興国は義務がない。数値目標もない。

アメリカは途中で逃げてそのまま。

今、気候変動枠済み条約の締結国の中で義務がある国は

EU諸国や日本など、世界の温室効果ガス総排出量の27%でしかない。

残りの73%何にもやらなくても良いのだ。義務なし、目標なし。

そこに日本は1990年比6%削減を約束し、鳩山元首相が25%削減を

国連で公約して帰って来たという状態。

仮に目標通り達成したとしても、地球の温室効果をどの程度緩和する

力があるのか・・・


 そうした中で単純に京都議定書を本当に延長してどうなるのか?


今と何も変わらない。新興国(中国・インド)そしてアメリカが加わらない限り。

 では、何故単純論が広がるのか。そこにはEUの戦略が見えている。

世界で一番有名になっているのがEUの排出量取引である事は言うまでもない。


実際に売買がされているのだ。その一番の買い手は「日本」だとういう。


今、ここで京都議定書と異なる目標や指針が示されると、実は一番都合が悪い

のは、EUである。

したがって、現在の排出量取引市場を維持する上で、京都議定書の単純延長

を考え、周囲に発信してると言うではないか?


 誰かがちゃんと考えて、上申して決裁を得て、国際社会で堂々と考えを

述べてこないと、EUの戦略にはまってしまうのではないか?


 



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プロフィール
HN:
伊藤 智教
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1959/11/06
職業:
省エネセミナー主宰
自己紹介:
エコエナジー株式会社
       代表取締役
日本環境取引機構(JCTX)
       技術専門員
  エコステージ評価員
中小企業家同好会全国
協議会 地球環境委員会
   Do Yu Eco 専門委員

昭和34年 愛知県出身
エコフィットネス
オールハッピープラン
e-JIT
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